放送コードギリギリの高揚

こっちきてみな~Flow On~ feat.COMA-CHI/DABO
DABOが贈る“日本語ラップショウケース”というコンセプトアルバム『BABY MARIO WORLD vol.1』。
前作『THE FORCE』とは打って変わり全ての曲にfeaturing artistを配した今作の中でも肩の力の抜け具合が良いlove songに仕上がった一品。
featuringはDa.Me.Recordsからリリースされた『DAY BEFORE BLUE』で一気に話題になり、その後自らが立ち上げた仮想地区集団のレーベル「24区」を立ち上げJUNK BEAT TOKYOの一員としても活躍するフィメールMC、COMA-CHIを布陣。
最近のDABO,DELI作品など要所要所手がけるKURA製作のトラックはわかりやすいリズムにぶつ切りな鍵盤の流れるフレーズをはめ込みあげられた自然と軽快さが浮かび上がるモノで、その上を低音voiceで展開していくDABOと歌を織り交ぜながらflowするCOMA-CHIのバランス感覚は絶品。DJ MISSIEもスクラッチで華を添えます。
今までのCOMA-CHIのイメージとは少しばかり外れた作品なのですが意外(?)にもいい仕事を魅せてくれた真っ昼間に合う爽曲。
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音に踊りを合わせて
![]() | 6bullets DABO、DELI 他 (2004/11/10) バウンディ この商品の詳細を見る |
Ding-Ding-Dong/DABO
DABOが以前からストックしていたトラックよりピックアップし録り上げた作品集といった印象のDVD付きミニアルバム『6bullets』のトリに収録。
プロデュースを手掛けるはThe Harbinger Illicit TsuboiことIllicit Tsuboi。ストリングスやギター音等を効果的に使い早回し声ネタを散りばめ、音を抜く時は抜き作り上げられたシックでありドラマチックなトラックは東京の夜に輝くネオンを見下ろしているような感覚を覚え、どこか感傷的。
DABOの囁きの様なフロウもこの楽曲にがっちりはまり、最後に見せる歌声もすんなり耳に響いてきます。
華やかさの中にひっそりだが確かに見える渋さをこの一曲で感じ取ってみてください。
ビールよりカクテル、そんな感じ。
シケモクとウイスキー
![]() | THE FORCE DABO、KASHI DA HANDSOME a.k.a.機長 他 (2006/02/15) 東芝EMI この商品の詳細を見る |
ここからどこまでいこう(Here We Go)/DABO
DABOの最新アルバム『THE FORCE』に収録されているこのアルバムの色を集約しているであろう一曲。No featuringで構成されたいつものDABOらしくないといえばおかしな言い方であるが、自分のダメであった過去をサラッと言ってしまう所など意外な印象がまずありきであった。
努力と運の上に成り立った今が素晴らしく、そしてまた新たな所へ旅立とうとする彼の想いが解り易く垣間見れる一曲に仕上がっています。
トラックを手がけるDJ WATARAIがまた雰囲気を引き立てる。
伸びやかなストリングスにDABOの声、是非聴いてみて欲しい一曲。