後光が射した

聖戦Part Ⅰ feat.ZEEBRA/TWIGY
KAMINARI-KAZOKU.、HI-Dとのユニットとしての活動や久しぶりのソロアルバムも記憶に新しいTWIGYのKAN TAKAGI率いるVORTEX在籍時代のクラシック。
本人曰く「スタイルが固まる以前のもの」と語っていますが今尚聴いても色褪せない名曲。
DJ KEN-BO作のトラックにZEEBRA参加というUBGノリの強そうな印象を受けがちなのですが、浮遊力の強い落ち着き払ったオケはそれを容易く覆すどちらかと言えば音響系寄りの楽曲。
しかしそれにつけてもZEEBRAがかなりの良い仕事をしています。hookのみの参加ながらこの歌詞が日本語ラップの聖戦をうまく表現し際立たせているので必聴。
全体として短い曲なのですが、トラックの不思議な揺れ方がジハードというテーマにうまく合わさって不思議な感覚に誘われる感覚を楽しんでください。
![]() | 聖戦 TWIGY (1996/04/25) ユニバーサルミュージック この商品の詳細を見る |
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ハイサヨナラ、また明日ね

FREEDOM feat.YOU THE ROCK★,Keyco/TWIGY
もうこの曲も五年前の曲なんですね~。サルトビさんのSUVWAYでも紹介されていたんですが良い曲なんでうちでも紹介します。
彼のアルバム『The Legendary Mr.Clifton』に収録され先行シングルとしてもリリースされたこの曲は『FREE feat.TWIGY/YOU THE ROCK』の続編的な曲で、全面に渡り曲名通りの自由な感じを明るい表情で映し出してくれる仕上がりで、原曲と雰囲気からガラっと変わる出来となっています。
TWIGY、YOU THE ROCK★、Keycoという各々がポジティブな空気感をぶつけ合い更に前向きになれるような力を持った一曲。
フックはTWIGYのパンチラインからの引用。ラッパ我リヤのヤバスギルスキルシリーズもTWIGYがいなければ存在していなかったでしょう。
![]() | FREEDOM TWIGY (2001/09/27) 東芝EMI この商品の詳細を見る |
心の裏側

TWIGY TWIGY feat.Keyco/TWIGY
TWIGY自身が最近のインタビューで語った”リハビリ的”ミニアルバム『余韻ー断編集ー』。ROCKしか聴かない日々、そしてラップのやり方に疑問を抱いていた頃に作られたと聴くと今更ながら合点のいく箇所が所々見当たるこの作品の中、自然体を最も感じる作品がこれ。
浮遊しているイメージな異世界を想像させる恐い優しさのあるトラックに生きてくるTWIGYのラップにKeycoの歌声、そしてまさに耳を劈くスクラッチ。
Keycoの包み込むような温かさのある声とTWIGYの語りかける言葉が今までいくつかの客演をしてきただけに自然に耳に沁みるようです。
どこか夏の情景を思わせる一曲。
![]() | 余韻~断編集~ TWIGY、Keyco 他 (2002/09/11) 東芝EMI この商品の詳細を見る |
持て余して
![]() | TWIG TWIGY、YOU THE ROCK★ 他 (2006/05/10) 東芝EMI この商品の詳細を見る |
明日/TWIGY
TWIGYのラッパー生活20周年にリリースされた記念すべきアルバム『TWIG』よりこのアルバムのラストを飾るお別れにぴったりな一曲。
個人的にこうゆう路線の曲にはめっぽう弱いです。
K-LOVE from Boot Streetの作るぶつ切りに作られた上ネタにベースがうまく重なる力の込められたtrackにTWIGYの別れをポジティブに消化しようとしながらも切なさを背中に感じるようなリリックにフロウは是非一度聴いてもらいたい良い出来。
明日はなれない代わりに今夜君といる事は出来るというメッセージを受け取ってください。